東京の地下鉄乗り放題券は本当にお得? 24・48・72時間券を買う前に見ること
東京に着くと、SuicaなどのICカードにするか、地下鉄の乗り放題券を買うかで迷います。

旅行者向けの券を見ると、つい先に買っておきたくなります。
でも、東京ではJRも地下鉄も使います。なので、乗り放題券が全員に向いているわけではありません。
最初に見るのは値段より、その日に行く場所が地下鉄で回りやすいかです。
Tokyo Subway TicketではJRに乗れない
Tokyo Subway Ticketで利用できるのは、東京メトロと都営地下鉄の全線です。
2026年9月時点の価格は、24時間券が大人1,000円、48時間券が1,500円、72時間券が2,000円。
ここで間違えやすいのがJRです。山手線や中央線は対象外です。
たとえば新宿、原宿、渋谷をJR中心で回る日なら、乗り放題券を買っても出番は少なめです。
購入できる場所・方法には旅行者向けの条件があります。空港カウンターや旅行商品など、公式の購入案内で自分に合う方法を確認してください。JRや私鉄の駅でどこでも買える券ではありません。
“一日券”ではなく、使い始めてから24時間
この券の使いやすいところは、日付ではなく使用開始から24・48・72時間で数えることです。
24時間券を15時に使い始めたら、翌日の15時まで使えます。有効時間内に入場していれば、乗車中に期限を過ぎても下車できます。他社線への乗り越しは、その区間の運賃が別途必要です。
到着日の午後から使って、翌日の午前まで乗る。そんな使い方もできます。
朝から使わないともったいない、という券ではありません。
元を取りやすいのは、地下鉄で細かく動く日
公式サイトでは、24時間券は24時間に6回以上、48時間券は24時間に5回以上、72時間券は24時間に4回以上の乗り降りをお得になる目安として紹介しています。ただし、乗る区間によって通常運賃は違います。実際の行き先で合計額を比べましょう。
ただし、途中でJRや私鉄を何度も使うなら話は別です。
浅草、上野、銀座、六本木、新宿のように地下鉄で細かく移動する日なら使いやすい。
一方、ディズニーや鎌倉へ行く日など、地下鉄に乗る回数が少ない日は無理に買わなくてもいいです。
回数より、対象区間の合計運賃で比べる
次は実在する経路の運賃ではなく、比較方法を示す仮の例です。大人24時間券1,000円に対し、同じ24時間内の東京メトロ・都営地下鉄の通常運賃合計が900円なら通常払いの方が100円安く、1,300円なら券の方が300円安くなります。
JRや対象外の私鉄の運賃は、この「券で置き換えられる合計」へ入れません。48・72時間券は一日だけの回数で決めず、有効時間全体の対象区間を足して券の価格と比べてください。
迷ったら、最初はICカードでもいい
東京に着いた初日から「一番得な券」を完璧に選ぶ必要はありません。
まずICカードで乗ってみて、「思ったより地下鉄を使うな」と分かったら翌日から乗り放題券にする方法もあります。
数百円を節約するために、使えない路線を避けて遠回りするのはもったいないです。
最安かどうかより、その日の移動が分かりやすくなるか。
東京の交通券は、使える路線が予定に合う日に選ぶと、持て余しません。
旅の準備であわせて読むなら、Suica・PASMO・ICOCAはどう使い分ける?外国人旅行者向けICカードの基本、東京駅や新宿駅で迷ったら|案内板を全部読まない方がいい。
出発前に見たい公式案内
最終情報確認・編集日:2026年9月30日。料金・運行・営業時間は変更される場合があります。訪問日の公式案内と現地表示を優先してください。
写真クレジット
三ノ輪駅の券売機と改札:MaedaAkihiko / 写真の出典 / CC0。2024年4月3日撮影。表示サイズのみ調整。
本文の構成・追記部分を更新:2026年10月10日。